【番外編:AdSense合格の道のり】オリジナリティを出すのにイメージしたのは『教科書』だったという話
先日無事GoogleAdSense(以下、AdSense)に合格し、私もアフィリエイターの入り口に立つことができました。
しかしここまでの苦難はなかなかのものでした…。
今回の記事は、本来のブログカテゴリである『ペットの鳥の飼育方法』とは無関係の内容となりますが、やはりAdSenseに合格したことがとても嬉しく、現在審査合格を目指して奮闘中の方の役に少しでも立ちたいと思いましたので、振り返りも兼ねて記事にまとめておこうと思います。
私自身はほんとに素人ですので、あくまで体験記として同じような境遇で困っている人がいる方の参考になれば…程度で書かせていただきます。
尚、GoogleSearchConsoleや、インデックスについてはすでにご理解済みということ前提で話を進めさせていただきますのでご了承ください。
目次
AdSenseを申請するのにITの知識は必要?
まず、私のIT知識のレベルを話しておきます。
自分のIT知識を端的に表現すると、私は『中の下』程度だと思っています。
昔から、HTMLコードなどを使用して簡単なHPを作る程度のことはできましたが、CSSに関してはほぼ無知であったり、サーバーだのドメインの設定などの話は苦手で、ちゃんと解説を読んでもあまり頭に入ってきません(笑)
もしこの記事を読んで『HTML?CSS?そんな言葉初めて聞きました…』というレベルであれば、ちょっとAdSenseは厳しいかなと思います。
哀しいかなAdSenseはガンガン専門用語を使用してきますし、IT知識がまるでない人に対しては優しくありませんので…(涙)
とは言え、もちろんイチから勉強する気であればエンジニアレベルの知識はほとんど必要ありません。
わからないワードは検索すれば大抵ネットに意味が載っていますので、根気よく調べれば不可能ということはないと思います。
コンテンツが複製されているサイト、考えなければならない2つのこと
初めてAdSenseに申し込んだのは1年ほど前(2019年2月頃)になります。
そのときは本当に勉強不足でAdSenseの審査がとても厳しいということも知らずによくわからないまま申し込みをしました。
当然不合格になり、自分のブログはそもそもフィールドが違うのだということを知って、一旦申請は諦めることにしました。
コンテンツを見直すのにそれなりの時間と労力が必要になるだろうということがよくわかったからです。
1年のブランクを置き、今年に入って改めてAdSenseに挑戦して4回不合格となりましたが、そのすべてが【価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について】という理由でした。
加えて、複数のポリシー違反とも記載されていました。
この【コンテンツが複製されているサイト】が非常に厄介で、具体的にどこがそう判断されたのか何も教えてもらえないのです。
修正するにしても、どこをどう直したら良いのかわかりません。
複数のポリシー違反というからには修正しなければならない箇所がひとつではないのだと思いますが、じゃあ何個あるわけ??と、ここにも不明な点が…。
とりあえず、考えなければならないことは2つあります。
・システム上で複製と判断されているのか?
・コンテンツの内容が複製と判断されているのか?
そのどちらもという場合もあるでしょう。
いずれにしても、システム上で複製と判断されているだけなのであれば、コンテンツの内容を見直す必要はなくなるので、まずはシステム面で問題ないかを確認するのことにしました。
複製されているサイトを回避するためにしたこと(古いページの削除)
コンテンツが複製されているサイト自体にはざっくりと以下のような意味が含まれています。
2:類似のサイトが他にある
まず、今どきAdSenseを申請するのに他人の書いた文章を丸々コピペして記事にしてる人などはあまりいないと思いますので、1はほとんどの人が当てはまらないでしょう。
『複製されている?!なんでよ!ちゃんと自分で書いてるわよ!!』って、私も何度思ったか知れません…。
しかし、決してコピペをしているわけではなくても、システム上で『こいつ他人の文章コピペしてるな』と判断されてしまう可能性は大いにあります。
すでに無料プランで運営していたブログをそのままにした状態で、他の有料ブログサービスに変更してAdSenseに申請した場合などがそれに当たります。
申請者:
『他人の文章をコピペしたわけじゃない!自分の文章をコピペしただけだぞ!ブログの運営者はどっちも俺だ!』
と思っても、AdSenseのシステムでチェックする場合はそこまではわかりません。(たぶん)
Googleのシステムさん:
『チェックしたけど、すでに同じこと書いてあるブログが存在してるよ?』
という扱いになってしまうので、文字通りコンテンツが複製されているサイトということになります。
また、申請時にエラーのページがたくさんあると価値が低い広告枠としてリジェクトされるという話もどこかのブログで見かけました。
例えば、AdSenseに申請するために審査に不向きな内容の記事を非公開などにすると、エラーページが多いサイトとして不合格となる可能性があるという話です。
私がAdSenseの申請をリジェクトされて、真っ先に疑ったのが『システム上でエラーページの多いサイトと判断されているかもしれない』ということでした。
なぜそう思ったかというと、途中で使用のブログをはてなブログ(以下、ハテナ)からWordPressに切り替えていたからです。
時系列を、順を追って説明していきます。
1:ハテナで有料ブログに登録、独自ドメインbirdmanual.comを取得
2:記事数がある程度(6記事)たまったのでAdSenseにbirdmanual.comで申請
3:なぜか、サイトが見つからないというGoogleからの回答(ハテナで起こる現象らしい)
4:WordPressに切り替え、ハテナから独自ドメインを外してWordPressに使い回し
5:WordPressのレイアウトなどを整えて再度AdSenseにbirdmanual.comで申請
6:コンテンツが複製されているサイトが理由で1回目のリジェクト
このように、私はハテナからWordPressにドメインを引き連れて変更したため、まっさらな状態ではない形でAdSenseに申請することとなってしまいました。
WordPressに切り替えたとき、ハテナ時代に使用していたドメインと違うものを使っていれば、ハテナ時代のブログを閉鎖するだけで良かったのかもしれません。(これで丸々コピペだと判断される可能性のあるサイトは存在しなくなる)
しかし私の場合、ドメインを使いまわしたために自分のサイトをインデックス検索すると、軒並みハテナ時代の記事がトップに上がってくるようになってしまっていたのです。
ハテナ時代の記事は全部削除して見ることはできないようにしていたのですが、ドメインが同じだっために『申請したサイトをチェックしたら、なんかエラーページたくさんあるけどなにこれ?』という状態だったのかな?と思います。(すみません、本当のところはわからないので“思います”という曖昧な表現にしています)
いくら昔のブログをきちんと非公開にしていたり削除していたとしても、Google検索側から見たときに『まだ存在している』『申請のURLでエラーページがたくさんある』ようでは、複製されたサイトの呪縛からは一向に逃れられないということですね。
そこで、これはまずGoogleからハテナ時代の痕跡を消すのが先だなと考えました。
古いコンテンツの削除申請をひたすら実施。
【site:https://birdmanual.com】で検索をかけたときに、釣り上がってくるハテナ時代の記事URLをとにかくGoogleに送信。
これまた厄介なことに、ハテナでAdSenseに申請する際は『サブドメイン(www)』で申請しなければならず、【https://www.birdmanual.com】というURLがGoogleにインデックスされていました。
正直、サブドメインが何なのか私はいまだによくわかりません。
そのときの状況はこんな感じです。
ハテナ時にAdSenseに申請したアドレス:https://www.birdmanual.com
WordPressに切り替え後のハテナのアドレス:https://hogehoge.hatenablog.jp/
ハテナのブログは独自ドメインを外したのですでに違うURLになっているのですが、インデックスの検索を【site:https://birdmanual.com】でかけると【https://www.birdmanual.com】が上がってきてしまうのです。
インデックス検索したときの結果表示も、ハテナのままになっている状態。
(ただし、結果に表示されているリンクは正しいWordPressのページにちゃんと飛ぶ)
なんだこれは〜?
もうよくわからんぞー??(書いててもよくわからなくなってきた^^;)
よくわからんけど、とにかくやりたいことは【https://birdmanual.com】が検索のトップにくるようにさせること。
仕組みを理解するのは止めて、とにかくこれも古いコンテンツ削除でGoogleに連絡をしました。
ゴミ箱
つポイ!
削除削除、ひたすら削除。
ハテナ時代の記事に関しては、翌日にはステータスが削除に変わっていました。
問題の【https://www.birdmanual.com】は、『古いページを削除』ではなく『変更したコンテンツ』となっていました。
※参考画像※
こうして、とりあえず古いコンテンツの削除は完了しましたが、まだキャッシュの問題が残っていました。
Google検索のキャッシュをご存知でしょうか?(私は知らなかったぞ)
複製されているサイトを回避するためにしたこと(キャッシュの更新)
Googleで何かワードを検索してヒットすると、リンクの横に小さな▼のポッチがあります。
それをクリックすると『キャッシュ』と表示され、更にその先へと飛ぶとキャッシュされているページが表示されるのです。
※参考画像※
キャッシュは定期的に更新されるようですが、私がWordPressでAdSenseに申請を出したときには、まだハテナ時代のものがキャッシュされている状態でした。
キャッシュされているページを開くと、上部にキャッシュについての説明が表記されています。
↑このような記述があり、詳細からキャッシュについてGoogleが説明しているページに飛びます。
とにかくハテナ時代の痕跡をすべて消したかったので、これも削除の申請を出しました。
正直、このキャッシュの作業がAdSense申請のために必要なのかはわかりません。
ただ、どこをどう判断されるのかわからない以上キャッシュが申請のものと違っているのであれば修正はしておいたほうが無難かと思い実施しました。
インデックスのお掃除は完了、それでも不合格
ひとまず、Googleにインデックスされている情報はキレイに最新の状態になりました。
お掃除完了です!
これでシステム上コンテンツが複製されていると判断されることはなくなったであろうと考えて、改めてAdSenseに申請を出しました。
ところが、返ってきた答えは今までと全く変わらず【価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)について】でした。
うーん…。
なにがいけないの??!
と、本当にもうわからなくなってしまいました。
Googleで検索した際の結果表示がキレイになった以上、不合格の原因はコンテンツの中身にあるということになります。
私の場合、そもそも『アフィリエイトで稼ぐためのブログを作る』というよりも、『ペットの鳥の飼育方法』をどうしてもサイトにしたいという気持ちがあり、どうせ作るなら少しでも収益に繋げてみたいなぁ…という思いから始めた挑戦だったので、ネタは十分にあって記事の内容にもそこそこ自信がありました。
書きたいこと伝えたいことが明確であり、文字数も十分だったので。
そうなると、コンテンツの内容というよりも切り口が悪いのかなぁ?と考えはじめました。
イメージは図解の教科書?オリジナリティを出すためにやったこと
ここで、もう一度『複製されているサイト』について考えてみることにしました。
複製されていると表現されているから非常にわかりづらいでのですが、要するに『類似サイトなら他にもざらにあるで?』という意味合いなんじゃないかと。
その観点で見てみると、私のサイトは紛れもなくざらにあるサイトの中のひとつでした。
内容にはかなり自信がありましたが、魅せ方がよくなかったのです。
完全に、当時の私のサイトは他にもありそうな『ペットの鳥の飼育方法』でした。
そこで
・写真を取り入れる
・オリジナルのキャラクターにガイドさせる
という大幅な改変を実施しました。
記事のタイトルを変更する
これまでは、シンプルに『簡単なフォージングの方法』のようなタイトル付けをしていたのですが、『100円ショップのアイテム使用!とっても簡単なフォージングの方法』などに変更。
よく考えてみたら、本のタイトルってかなり重要ですよね。
ブログの記事も本のタイトルと同じで、独自性がないと人を惹きつけることはできません。
そういった観点から記事のタイトルを見直すことにしました。
写真を取り入れる
最初は、写真を使うのは少し躊躇していました。
というのも、画像を載せたために新たなポリシー違反に引っかかってしまうのが嫌だったからです。
けれど、オリジナリティを出すのに画像はある程度必要だと思い直しました。
テキストだらけの記事でオリジナリティを出すのはなかなか難しいものです。
ということで、フリー画像のサイトからポリシー違反にならなそうな画像をいただいて、ふんだんに使うようにしました。
オリジナルのキャラクターにガイドさせる
個人的にはこれが一番合格の決め手になったのではないかと感じています。
ブログでの解説を、オリジナルのキャラクターに登場してもらってしゃべってもらうことにしました。

野生の鳥で、さくらんぼが大好きな女の子。
出没地域は代々木公園。

人間の女の子。
鳥が好きで、都内の公園でよくバードウォッチングをしている

人間の男の子。
ペットのセキセイインコと遊ぶのが毎日の楽しみ
↑こんな感じで、3キャラクターを用意。
すべて、私の作ったオリジナルキャラとなります。
これらの作業をおこなっているうちに、だんだんと感じたことが
『これって、図解の教科書を作っているみたい…!』
ということでした。
図解というほと図は使用しませんが、なんとなく小学生のころの理科の教科書のイメージです。
写真がたくさん載っていたり、キャラクターが登場してお喋りしたりしていませんでしたか?
あれのイメージです。
そうして大幅な改変を試してみたところ…
見事合格!!
本当に嬉しかったです。
もう散々言われていることですが、やっぱりオリジナリティがかなり重要なんですね。
もし、内容には自信あるけど合格できないという方がこのページを見ていたら、この『図解の教科書を作る』という視点で考えてみるのもひとつの手かもしれません。
まぁ、取り扱うジャンルにもよりますけどね…。
このサイトはジャンルがサイエンスなので、『理科の教科書』というイメージがしっくりきたのでした。
合格に必要な要素を図書館で例えてみる
AdSenseに申請しようと思っているブログを本に、AdSenseの審査を図書館の受付に置き換えて考えてみます。
そこで、著者は昔の出版社から出した本を図書館から撤去するように申請しました。
→これが、無料ブログから有料に切り替えた際の古いコンテンツ削除やキャッシュを最新にする作業にあたります。
そこで著者は、本の書き方を見直して新手の本として置いてもらうことにしました。
→これが、自分のブログにオリジナリティを出すためにする作業にあたります。
こんな感じで、いざ合格してしまえばGoogleがAdSense合格の基準に何を求めているかがぼんやりと見えてくるのですが(だからとて、もう一度挑戦して合格する気はしない…w)それまでは本当にわからないことだらけでした。
すでに合格されている方や、AdSenseについて熟知している方から見れば当たり前のことなのかもしれません。
けれど初心者にはGoogleさんが何を言いたいのかストレートに入ってこない。
表現がですね、なんというか小難しいんですよね…(^_^;)
古いコンテンツの削除は誰もが必要な作業ではない
私の場合、ドメインを意地でも使いまわそうと考えたのでここまで苦労しましたが、まっさらなドメインにまっさらなブログで申請すれば、古いコンテンツの削除作業は不要となります。
この状態でリジェクトされた場合、見直さなければならないのはコンテンツの中身の部分だけということになるのでわかりすいです。
けど、無料でやっていたブログをせっかくだからAdSenseに切り替えたいと思う人はたくさんいるのではないでしょうか。
古いコンテンツの削除がどこまでAdSenseの審査に影響するのかはわかりません。
とは言え、不合格の理由がピンポイントでわからない以上、懸念点をできるだけ減らすためにもこの作業は必須になってくるのかなと思います。
今振り返ると、散々WordPressがオススメという歴代のAdSense合格者さんが言っているのを見ていたので、素直にWordPressで始めれば良かったと感じてます。
ハテナで始めたのは、なんとなくWordPressを使いこなせる気がしなかったからです。
サーバーを自分で契約してドメインの設定をして…というのがなんとも敷居が高く躊躇していました。
それで、ハテナの有料プランに登録してブログを作りはじめたのですが…正直言うと、ハテナはあまりAdSenseと相性が良くないようです。
一応、AdSenseに申請している人向けにコードを設定する箇所などありますし、AdSense利用者をイメージして作られている印象はあるものの、私はいざAdSenseに申請をしたらエラーでサイトが見つからないと言われてしまい、そこでキッパリとハテナを使うのを諦めました。
過去の解決方法などをあさりましたが『ハテナでよく起こるエラー』ということしか自分には突き止められなかったので、切り替えるしかなかったという感じです。(コードの貼り付け箇所などは念入りに確認済みです)
やっぱり、AdSenseのアフィリエイターがそこかしこでオススメするのがWordPressということにはちゃんと理由があるんですね。
躊躇していたサーバーの契約作業などですが、WPXというWordPress専用のサーバーを利用すれば比較的簡単に設定を進めることができました。
↑私が契約したサーバーです。
今はわかりやすく説明してくれているサイトなどもありますので、もしWordPressに躊躇している方がいましたら、そうったサイトを活用してWordPressに挑戦するのも良いかもしれません。
まとめ
最後に、AdSenseに合格したときのブログの状態を記載しておきたいと思います。
・記事数は最終的に7記事
・文字数は平均2000文字程度
・合格通知は申請を出してから18時間後ぐらいにきた
・申請中に記事のアップはしていない
・画像は1記事に3枚程度
・プライバシーポリシーの記載あり
・お問い合わせフォームの設置あり
AdSenseの審査は度々基準が見直されるようなので、ネットで調べると人や時期によって書いてあることが違います。
最近の解説だと、大抵『画像は使ったほうが良い』と書いてありますが、いまだに『使わないほうが無難』と書いてあるサイトも見かけます。
個人的な感想を書くと、画像は絶対に使ったほうがいいと思います!
近頃大切と言われているオリジナリティは、画像を使うのが手っ取り早いです。
もちろん記事の中身が一番重要なのには違いありませんが、テキスト一本でオリジナリティを表現するには、よほど取り扱うテーマが特殊なものでないと難しいように思いました。
それと、プライバシーポリシーやお問い合わせフォームの設置はすぐにできる簡単なことなので、やっておいたほうが良いですね。
AdSenseに合格するには、オリジナリティを追求しつつ不合格の懸念点をできる限り排除する。
そんな感じでブログを精査していくと良いのかなと思います。
以上が、私がAdSenseに合格するまでの体験記となります。
私と同じような初心者さんの参考になることを願いまして…。