オカメインコは一人餌切り替えが少し難しいと言われています。
私も、後から振り返ればスムーズに切り替わったほうだと思いますが、当時は若干苦労をしました。
ここではオカメインコの一人餌切り替えのやり方からコツまでをシンプルに解説いたします!
一人餌切り替えに苦労されている飼い主さんの助けに、少しでもなれば嬉しく思います。
一人餌切り替えには必須!一日の最初にやることは体重測定
朝、一人餌切り替え中のヒナを起こしてからまず一番にすることは体重測定です。
体重測定は一人餌に切り替わった後も毎日することをオススメしますが、一人餌切り替え中は必須となります。
まず、ヒナを起こしたら体重が何gかを確認しましょう。
測定した体重はメモに残しておいてくださいね。
私は体重を記録するのにGoogleスプレッドシートを使っています。
ウェブ上で、簡単にエクセルと同様(あるいはそれ以上)の機能が使えるのでオススメです。
餌は大量に敷き詰めよう!
体重が確認できたら、次はヒナを入れているケースの中に大量に餌を敷き詰めます。
どこに顔を向けてもすぐに餌がついばめるぐらいたくさんばら撒いてください。
今後ペレット食にしたい方は、この時点でペレットをばら撒いておくと、その後切り替えの必要がなくてとても楽です。
ただペレットはシードと比べるとどうしても食いつきが悪いので、あくまで一人餌切り替えを目標とするのであれば、シードのほうがスムーズにいく可能性はあります。
私はこの段階でペレットを食べさせるようにしていました。
ペレットの味を覚えてもらうために、細かく粉末状にしてシードと一緒にばら撒くような工夫をしても良いかもしれませんね。
ちなみに、一人餌に切り替わるまでヒナはプラケースなどで飼育するほうが無難です。
すでにケージに慣れてしまっている場合は、一人餌に切り替わるまで底網を外した状態で過ごさせるようにしてください。
(床には紙を敷きます)
夜の体重測定で与える挿し餌の量が決まります!
夜、もう一度体重を量ります。
朝の体重と比較をして、同じ体重だったり増えていたら自力で食べられているということになります。
一人餌切り替え成功です!
もし減っていたら、減っていた分のグラム数だけ挿し餌を与えます。
一度でも朝の体重より夜の体重が増えている日があったら、そこから挿し餌は一切止めましょう。
実際の体重を例にあげて解説!
具体的な数字で例を上げます。
ケース1
朝の体重→80g
夜の体重→75g
夜に与える挿し餌の量は5gです。
ほとんど自力では食べられていない様子です。
ケース2
朝の体重→80g
夜の体重→78g
自分で食べることはできてるようですが、一人立ちまではあと一歩!
2g分の挿し餌をあげましょう。
ケース3
朝の体重→80g
夜の体重→80g〜それ以上
自力で餌を食べることができているようです。
一人餌切り替え成功。
今後、挿し餌は一切止めましょう。
オカメの甘えごころが芽生えてしまい、また自分で食べなくなってしまう可能性があります。
ただし、鳥の様子が少しでもおかしかったり体重が急激に落ちるようだったら、
すぐに専門の獣医に診察をしてもらってくださいね!
ここがポイント、放鳥の中止!
一人餌切り替え中は、放鳥をさせないことがポイントです。
ヒナを外へ出すのは、朝と夜に体重を量って挿し餌をするときだけ。
恐らくジャージャーと鳴いて『外に出してくれ!』と言わんばかりに訴えてくると思いますが、そこは心を鬼にして我慢をしてください(^^;)
食べるしかやることがないヒナは、やがて床にばら撒かれてる餌を渋々食べ始めると思います。
野生でバリバリ生きているピーちゃんが言うと説得力あるなぁ
我が家の鳥も、なかなか自力で餌を食べるようにならずに試行錯誤しました。
そこで、試しに放鳥を中止してみたところ、とたんに自力で食べられるようになったのです。
もちろん個体差はあると思いますので、こうすれば絶対に成功するとは言えませんが、苦労されている方は一度試してみてください。
いずれ自力で餌を食べられるようになればいくらでも放鳥させることができます。
切り替え中はぐっと我慢して、ゆったりとした気持ちで見守りましょう。
まとめ
・朝と夜に体重を必ず量る
・挿し餌は朝よりも体重が減っている場合のみ
・一人餌切り替えが成功するまでは放鳥を中止する
一人餌切り替えがなかなか成功しないと、
飼い主さんとしてはとても不安な気持ちになってしまうと思います。
私も同じでしたからよくわかるのですが『このまま一生食べてくれないんじゃ…』などと悪い方へつい考えてしまうんですよね。
でも大丈夫です!
いずれ一人で食べてくれるときは必ずやってきます。
それまでが踏ん張りどころだと思ってがんばりましょう!