鳥のダイエット!早食いする理由は食事制限にあり

鳥の体重管理

飼い鳥のダイエット問題に苦労してる人はとても多いことと思います。

鳥のダイエット方法について当たり前のように語られているのが『食事制限』ですが、実はこの食事制限には大きな危険がはらんでいます。

その理由は主に以下の2点。

 

 ・早食い(一気食い)
・リバウンド

 

ひとつずつ、順を追って解説していきます。

 

ミヨちゃん
ミヨちゃん
私も最近少し太ったのよね〜

 

ダイエット?私は考えたこともないわ
ピーちゃん
ピーちゃん

 

ミヨちゃん
ミヨちゃん
野生のピーちゃんにダイエットは必要ないかぁ〜

 

 

鳥はドカ食いをする習性がある

鳥はもともとドカ食いをする習性があります。

いつ敵に襲われるかわからない環境の中で生活をしているため、食べ物を見つけると『とりあえず、あるだけ食べておけ!』と脳が司令を出し、ドカッと食べるのです。

野鳥観察をしているとよくわかるのですが、彼らは地面に降りているときいつも何かを食べています。
敵に襲われたとき、飛ぶ力がなければあっという間に捕まってしまいます。
そのため、食べ物を発見したらまず口にして、エネルギー確保をしているのです。
『今はお腹がすいてないからやめとくわ』とか『また後で食べましょ』なんてことは考えないのが鳥なのですね。

 

ペットの鳥が早食いをする原因は飢餓感

ドカ食いするという習性は、例え飼い鳥であっても変わりません。
ただし、飼い鳥は常に採食できる状況下に置かれていることもあり、ふだんこの習性は抑えられている状態です。

そんな中で、太ったからと言って食事制限をしてしまうと、本来のドカ食いする習性が目を覚まします。
『困った!食べられるものがない!』と困窮した状況を作ることになり、いざ食べ物を目の前にしたときに目の色を変えて丸呑みしながらガツガツと頬張ってしまうのです。
『食べられるだけ食べておくしかない!』と思わせ、元来の習性に拍車をかけてしまうんですね。

これを飢餓感と呼びます。
飢餓感を覚えると、鳥は早食いするようになります。

早食いしてるかどうかは、その食べ方に注目します。
食べ物が鳥の目の前に差し出されたとき。
クチバシで割ったり数回に分けて食べたりせず、丸呑みして一瞬で消えてしまうような食べ方をしていたら、それは早食いだと思って間違いないです。
また、ケージの中に設置したペレットを1時間足らずであっというまに食べて切ってしまう。
こんな状況も早食いです。

あなたの鳥は早食いしていませんか?
もししているとしたら、食事制限をしていませんか?

早食いする鳥は、常に飢餓感を抱えている状態なのです。
飢餓感を覚えると、ただ早食いしてしまうだけではなく身体も食べたものをすべて蓄えようとして、太りやすい身体に変わってしまいます。

 

必ず起こるリバウンド現象

食事制限で体重を落とすと、ほぼ確実にリバウンドします。
飢餓感もリバウンドを加速させます。

食事の量を減らしてダイエットをさせたら、無事に体重が落ちきて『ああよかった』とホッとしたのもつかの間。
しばらくしたらまた増えてきた…という経験をしたことがある飼い主さんは多いのではないでしょうか。
我が家の鳥も同じ経験をしたことがあります。

これはリバウンド現象です。

怖いことに、鳥はリバウンドによって増えた脂肪は肝臓にしかつかないそうです。
それが繰り返されると、やがて脂肪肝になります。

そのため、ダイエットを頻繁に繰り返すのは非常に良くありません。
太ってきては食事制限で減量し、また太ってきては減量させる…。
この繰り返しは、肝臓にどんどん脂肪をつけていることになってしまいます。

 

ミヨちゃん
ミヨちゃん
気をつけないと、食事制限が肝臓を傷める結果につながるのね…

 

 

野鳥の場合

野鳥には、これらの症状は現れません。
なぜなら野鳥は飼い鳥の何十万倍もの距離を飛んでいるからです。

先述した通り、鳥は飛ぶためのエネルギーを食べることで確保します。
彼らが目の前にある食べ物を四の五のいわずにまず食べるのは、ひとえに『飛ぶため』と言っても過言ではありません。
例えドカ食いしても、食べた分のカロリーやつくはずの脂肪などすぐに消費してしまいます。

セキセイインコは、1日に400キロの距離を飛ぶと言われているそうです。
とても飼い鳥が真似できる距離ではありません。
飼い鳥は1日に何メートル飛ぶでしょうか?
人間から何かけしかけない限り、100メートルは愚か50メートルも飛ばないのではないでしょうか。

 

ピーちゃん
ピーちゃん
私たち野生の鳥ではまず考えられないことね…

 

肥満の問題は、基本的に野鳥にはあまり当てはまらない話ではありますが、公園などの鳥に対して餌付けの問題が記載されている外部サイトを発見しました。
餌やり、生き物を逃がすこと、は生き物や環境にとって好ましくないことです

 

例え野鳥でも、人間がその生活に介在すると問題が起こるという良い例ですね。
飼い鳥は人間と生活を共にしているわけですから、何も気にしないでいると問題が起こるのは当然のことなのです。

 

食事制限以外のダイエット方法

では、食事制限なくして一体どのようにダイエットをさせれば良いのでしょうか。

それは運動をさせることです!

鳥にとっての運動とは、飛ぶこと以外にあり得ません。
遊んだり歩かせたりするのは、『運動』という観点からはほぼ無意味です。

 

よく運動をさせて、食事制限はしない
シード及びペレットは無制限に!

 

これが理想的なダイエット方法となります。
とは言えこれはあくまで理想的な方法であり、この通りに実行させるのは難しいのが現状です。

難しくはありますが、ひとまず知ることから始めるのが大切だと私は思います。
自分の飼っている鳥に何か問題が起こったとき、
『それがなぜ起こるのか?』というのを知っているのと知らないとでは大違いです。
やれるかやれないかも重要ですが、なぜ問題が起こるのか?ということを知っておくようにしましょう。

具体的な運動のさせ方については、下記で解説をしています。

 

 

運動させるにあたっての注意事項も記載していますので、この記事を読んで鳥に運動させたいとお考えの方は、必ずリンク先の注意事項をお読みくださいませ。

 

またフォージングの方法も紹介していますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。

 

 

まとめ

・鳥はドカ食いをする習性がある
・食事制限をすると飢餓感を抱いて早食いするようになる
・食事制限のみで落ちた体重は、いずれ必ずリバウンドする
・鳥はリバウンドすると肝臓にしか脂肪がつかない
・ダイエットには運動を取り入れること

 

早食い行動は、鳥だけではなく飼い主さんも辛いと思います。
私自身、自分の鳥が早食いをするようになって管理がとても大変でした。
朝に設置した餌を、お昼の12過ぎぐらいにはすべて食べ切ってしまうのです。
餌を追加すれば太ってしまいますし、空っぽの餌箱のまま何時間も鳥に食事を我慢させるのも可哀想でできません。

食事制限は一切せずに体重管理がきちんとできれば、そんなに良いことはありませんよね。
ぜひ運動を取り入れたダイエット方法を実践してみてください。