人間視点を捨てよう!鳥の飼育本は間違いだらけ?

書店に並んでいる飼い鳥の飼育本は、半分以上間違ったことが書かれています。
なぜなら、そういった本のほとんどが『人間視点』で書かれているからです。

ピーちゃん
ピーちゃん
特にペット雑誌の類は人間が好む内容ばかりだわね…!

 

人間にとって好ましいものが、必ずしも鳥にとって良いとは限りません。
今回は、そういった飼育本の中で間違った常識となっているものをピックアップして解説していきたいと思います!

 

その常識、間違っています!飼い鳥の老化現象

『老鳥と暮らすにはどうすれば良いか?』というノウハウ本があります。
年をとって、老化現象が現れ始めた鳥と上手に過ごすにはどうすれば良いか?ということをアドバイスした本ですね。

それらの書籍には、足が弱ってきたり飛べなくなってきた老鳥がいたら、それは老化現象であると書かれていますが、私のかかりつけだった獣医は、

鳥に、老化現象(に伴う身体の不調)はない!とハッキリそう言っていました。

『もしあなたの飼っている鳥に、足が弱る・飛べなくなるなどの症状が現れたとしたら、それは老化現象ではありません。病気だと思ってください。

と。

 

人間が、年を取るにつれて足腰が弱ってくるように、鳥の身体にも同じ老化現象が起こると考えるのはNG。
もちろん、年をとったことにより病気に罹りやすくなるということはあるでしょう。
しかし、それを老化現象として見るのは間違いだと言うことです。
何か身体に症状が現れたのだとしたら、それは必ずどこかに原因があり病気だと捉えなければなりません。

つまり、老化現象に関する鳥の本には、嘘が書かれているということになります。
こういった、飼い鳥の老化現象に関する間違った知識が書籍として出回っていることについて、獣医は罪深い話だと言っていました。

その本を読んだ老鳥の飼い主さんが、うちの鳥はもう年を取っているから足が弱っても仕方ないんだと勘違いをして、病院に連れて来なくなってしまう。
そして治療せずに、まだ生きることができたかもしれない鳥を落鳥させてしまう。

健康な鳥は、若かろうが年を取っていようが、普通に歩くし普通に飛びます。
足の力が弱くなったり、飛ぶとすぐに呼吸が荒くなるのであれば、それは老化現象ではなく病気です。
ちゃんと病院に連れていってあげてくださいね。

 

ハチくん
ハチくん
でも、獣医さんの中にも老化現象だと見る人がいるかもしれないね

 

そうですね。
色々な見解を示す獣医がいて、どの話を参考にしたら良いのかわからないという場合もあると思います。
そんなときは、その獣医が『ペットの鳥』ではなく『野鳥』の習性についても詳しいかどうかで判断をしてみてください。

ペットの鳥だからと言って、野生下で暮らす鳥と別物だということは絶対にありません。
かかりつけだった私の獣医は、鳥の本来の生体を基準に色々と診察をしてくれる獣医でした。
『ペットだから仕方ない…』という見方をする獣医の治療は、所詮そこまでとなってしまいます。

 

ハチくん
ハチくん
僕たちは、鳥がどういった生体なのか?という視点で見ていかないといけないということだね…!

 

その常識、間違っています!外出から帰宅したときは安静にさせる

『鳥を連れて外出したときは、帰宅したら静かな場所で休ませてください』…といった記述を、飼育本やネット上の記事で見かけたことがあると思います。

例えば、病院で健康診断を受けた後の帰宅時や、帰省で長距離の旅行をしたときなど。
中には、『布などを被せて安静にしてあげてください』とまで書かれているものもありますが、実はそれ真逆の解決方法だったりします…!

今までにしつこいぐらい当ブログで解説をしていますが、鳥はとにかく危険対象物から距離を取ることで身を守る生き物です。

 

 

移動で鳥にストレスがかかるのは、狭いカゴの中で怖いと感じたものから距離を取ることができなかった為。
飛んで距離を取りたいのに、取れない状態になっている為です。

このように鳥の習性に視点に当てて考えると、外出から帰宅した際は安静にさせるのではなく放鳥して野に放ってやることが正解なのだということがおのずとわかります。
(野と言っても、もちろん屋外ではなく家の中ですが…)

本人が歩きたいように、飛びたいように、制限を作らず鳥まかせに行動させることによってストレスが発散されるのです。
安静にさせるというのは、全くの逆効果。

これが哺乳類なら話は別です。
哺乳類は鳥類とは違い、隠れることで身を守る生き物なので、誰もいない静かな場所で過ごすことで安心感を覚えストレスを軽減させることができます。

 

『安静にさせましょう』というのは、人間の習性に視点を当てて考え出したやり方です。
人間は、静かなところや落ち着けるところでのんびりとすることがストレス発散に繋がりますが、鳥はそうではないということを知ってください。

どんなに愛情を注いであげていても、彼らは所詮鳥です。
カゴの中での生活はどうしたってストレスが溜まるのです。

例えどんなに長距離の外出したとしても、当然鳥は自力で移動しているわけではないので、どうせ体力は全く減っていません。
いくら飛んだって大丈夫です。

鳥を連れての外出から帰宅した際は、ぜひすぐに放鳥させてあげてください。
(ただし健康な鳥に限りますのでご注意ください)

 

その常識、間違っています!発情は元気な証拠

これも、よくよく見かける間違いワードです。

女の子の鳥につきまとう過発情や持続発情の問題。
長いこと発情状態にさせておくと、肝臓が弱ってしまったり婦人科系の病気に罹ってしまったり、鳥の調子が悪い日が何日も続いて食欲不振に陥ったりします。

そんな体調不良の中で発情し始めたりすると、『発情しているということは元気になってきた証拠ですね』と言って、飼い主さんを安心させようとする獣医がいます。

けれど、それにはちょっと待ったー!と言いたいです。

ここで言う『元気な証拠』とは、死にかけている状態よりはマシ程度のものです。
何日も食欲不振が続いてずっと休んでばかりだった鳥が、少しずつ回復し始めてご飯を食べるようになってくると、発情するだけの余力が出てきます。
そうすると『発情するだけの身体的余裕が出てきた』と安心されがちなのですが、そもそも度重なる発情が原因で弱ってしまっているのですから、本来であれば1秒だって発情状態にしてはいけないのです。

私は、ずっと闘病生活をしていた鳥が、落鳥してしまう数日前にも発情していたケースを知っています。
つまり、少し元気が出てきて発情したのだとしても、それはそのときほんの一瞬元気が出ただけで全体で見ればちっとも具合は良くなっていないということです。
せっかく出てきた元気を発情で消耗させているのだと捉えてほしいです。

 

まとめ

とにかく鳥というのは、人間とは何もかも違う生物です。

一般的に伝えられている鳥の飼育方法は、鳥の習性に視点を当てるのではなく人間の習性に視点を当てて考えられているものばかりです。
現に、飼い鳥に起こる3大問題に悩んでいる飼い主さんはたくさんいますね。
3大問題とは、肥満・過発情・毛引き(メンタルが原因のもの)です。

これらはすべて、鳥の習性に合った生活をしていないために起こる問題です。

 

ピーちゃん
ピーちゃん
私たち野生の鳥と違って、インコなどは人間にとても懐くから、つい人間と同じ扱いをしてしまいがちなのよね〜。でも、彼女たちも私たち野生の鳥と、なんら変わらないということを知ってほしいわ…!